何かと不思議なタイヤの世界。「動楽カドマエ」が違う側面から切りとっていきましょう!第1回の今回は、TVCMの話を中心に突撃!  
     
 
今回の標的:
タイヤマーケティング部
 
今回の獲物:
中條課長
 
 
タイヤマーケティングってどんな仕事をするんですか?
実は、これまでは商品企画が中心だったんですよ。今は、段々マーケティングにシフトして来ていて、大きくわけて4つの仕事があります。「どんなタイヤが求められているのかな?」という調査から始まって、「こんなタイヤがあったら良いなあ」という商品の企画、「こんなお客さんにお薦めしたい」という販売促進の企画、そしてTVCMや雑誌などマスメディアの広告を担当しています。
CMといえば…去年からこの間まで放送していた「原始人ファミリーが、石のタイヤをトランパスに交換する」というCMがありますよね、あれはどうやって思いついたんですか?
「トランパス」というのは、日本で初めて「ミニバン専用」として作られたタイヤなんです。言ってみれば『元祖ミニバン専用タイヤ』ですね。そこで、「元祖」と言えば「原始」かなぁと。
なるほど〜、意外に単純なんですね(中條課長の鋭い視線)…あっ、失礼しました!
「原始人」というアプローチが決まってからが大変なんですよ。20種類の絵コンテの中から、まず3つくらいに絞り込んで、絞り込んだ案にアレンジを加えて何パターンかの絵コンテを作り、そしてそれをまたふるいにかける、という気の長い工程なんです。撮影も、1つのシーンで20テイクくらい撮って編集します…CMの制作期間中はゴルフにも行けません。だからこのCMを作り終わった後は、やっと行けると思って徹夜明けにゴルフ場へ行きましたよ!
それは、体力と根性がモノを言いますね。そういえば原始人CMには、元プロ野球選手が出ていると聞いたんですが。
原始人ファミリーにトランパスを用意するタイヤ屋さんの主人が、矢作公一さんという元日本ハムの選手です。立教大学の出身で、長島一茂さんの後輩に当たる人です。原始人ママの役は、知る人ぞ知るパフォーマンス集団「ロマンチカ」の横町慶子さんという女優さんです。あと、監督のつてでナレーションとして飛び入り参加していただいたのが、トゥナイト2でおなじみの山本晋也監督です。普通のタイヤのCMから考えるとちょっと変わったキャスティングだったかもしれませんね。
今回のCMで、例えば矢作元選手のキャスティングの決め手は何ですか?
たくましい肉体です!
石のクルマはミニチュアだというのは、本当ですか?
本当です。実際に役者が動いて撮影するセットと、抱えられるくらいのジオラマの2つを合わせてあのCMが出来ています。セットとミニチュアで、風景が違ってはおかしいですから、製作スタッフが非常に苦労していました。スタッフの努力に感謝!です。
このCMに出ていた犬は、どこの犬なんですか?
いわゆる役者犬なので、動物プロダクションに契約している犬なんですよ。
役者犬といえば、ラブラドールレトリーバーの「ゴン太」が有名ですよね〜。
「ゴン太」も、原始人CMに続いて4月から放映している「トランパス」のCMに出演していますよ。以前のフィルムを再編集したXboxキャンペーンのCMです。ゴン太は、名優でしたよ。
皆さんに一番印象に残っているCMは、やっぱり唐沢寿明さんのCMだと思うんですが、あのCMのキャスティングの決め手は?
あのCMは、前年に発売された「トランパス」の初めてのCMだったんです。トランパスは、20代後半から30代前半の男性をターゲットにしたタイヤでしたので、そのお兄さん的存在として唐沢さんはぴったりだったんですよ。
道路から出て来たり、空を飛んでいたりとトレンディドラマで見る唐沢さんとは、一味違った演技でしたよね。
唐沢さんは、見ていて「本当に演技が好きなんだなぁ」というのが伝わって来る方で、絵コンテを見て自分から色々とアイデアを出してくれるんですね。ロスアンジェルスのロケでは昼食がケイタリングだったんですが、スタッフと一緒に列に並んで、わいわいと皆でご飯を食べて…飾らない非常にさっぱりとした素敵な方でしたねぇ。
工藤静香さんもCMに出演したことがあるんですよね?
唐沢さんが出演されたシリーズの後の「トランパスmpプラス」のCMに出演していただきました。オートクチュールのファッションショーをイメージしたCMで、モデルの工藤静香さんが歩いてきてバッと黒いコートを脱ぐと、トランパスmpプラスのデビューに移り変わるというというCMが最初です。眠っている赤ちゃんを乗せてクルマを運転する編もありました。
4月20日から始まる「Xboxを総計500台プレゼント」というキャンペーンの企画は、何がヒントになっているんですか?
Xboxが日本で発売される前からずっと気になっていたんですよ。だから、発売後すぐに買いに行きました。楽しいものは、大勢の人と共有したいなぁと思って。
中條課長にとって「仕事」とは何ですか?
商品企画という仕事も主な仕事なんですが、あまり「タイヤをつくるぞ〜」というタイヤに対する気負いみたいなものはないですね。お客様のニーズに合った製品をつくる、それがたまたまタイヤであるといった感じです。タイヤというとなんだか専門的でとっつきにくい感じがするかもしれませんが、「こんなタイヤがあったらいいな」と思う時のわくわく感は、「Xboxが欲しいな」と思う時と同じ楽しさなんですよ。
社員として今後トーヨータイヤに期待することは、何ですか?
トーヨータイヤは、大きな会社ではありませんが、そこに可能性がある技術集団だと思います。今後は、更に機動性がある会社になると良いなぁと思っています。
楽しいお話をいっぱいありがとうございました!
 
   
 
「動楽カドマエ」の取材後記
CMの撮影現場に行っても思わずタイヤを磨いてしまうという中條課長は、人呼んで「働くクライアント」。徹夜明けにゴルフへ行ってしまうフットワークの軽さ!「動楽カドマエ」も見習いたいと思いますっ。
今回は、CM中心のインタビューになりましたが、商品企画についても改めてインタビューできるといいなと思っています。
 
   
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