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走れ!タイヤくん

第15回 シューマッハに見るタイヤの寿命をのばすコツ

トップレーサーに学ぶタイヤの愛し方

実は、レースの世界に「タイヤの寿命をのばす」ヒントがありました。F1(※1)の世界で7回もチャンピオンとなったミハエル・シューマッハは、タイヤをとても「いたわる」ドライバーであると言われました。

レースの最中に“バンバン”タイヤを交換するシーンをみていると、いたわるどころかタイヤを酷使して、使い捨てているようにみえるかもしれません。でも違うんです。

タイヤが擦り減ってくると、カーブなどでのグリップ力やレスポンス応答性が落ち、ラップタイムが遅くなってきます。だから「速く走りながらも、タイヤを大事に使ってラップタイムを落とさない」ドライビングテクニックが、レースの世界では重要なのです。

シューマッハなどの一流選手は、「路面との対話」をしながら走っているといえるのかもしれません。往年のアラン・プロスト、アイルトン・セナなどもそういうドライバーだったそうです。

タイヤ寿命をのばすコツ

シューマッハらのタイヤへのいたわりは、燃費をよくすることにもつながり、結果としてピットインの回数を減らすことができるわけです。これは私たち普通のドライバーにとっても、実はすごく参考になることなんです。

タイヤをいかに長持ちさせるか。そのコツは次の2つ。

  • 燃費よく(ムリや無駄なく)走る
  • タイヤのローテーションを行う

1.燃費よく走る

「燃費よく走る」ことについては、第14回「燃費向上大作戦の巻」で詳しくご紹介しました。

燃費を向上させるテクニックの多くが、タイヤを長持ちさせることにつながってきます。
簡単に復習してみましょう。

  • まず燃費のよいタイヤを選ぶようにする。
  • タイヤの空気圧は適正値を保つようにする。
  • 急発進・急加速をしないようにする。
  • 適正スピードで走行する。
  • 無駄な荷物を積まない。

燃費のよい走りは、タイヤを長持ちさせることにもなる。相乗効果というやつですね。しかもこうした運転は乗り心地もよいわけですし、CO2の削減にもつながり、地球環境へのいたわりにもなりますので、良いことずくめです。

2.タイヤのローテーションを行う

FF車(※2)はフロントタイヤが、FR車(※3)はリヤタイヤが摩耗しますので、4つのタイヤの配置をうまく入れ替えてやると、タイヤを相対的に効率よく使うことができ、タイヤを長持ちさせることができるんです。

詳しくは第2回「ローテーションのメリットは?」をご覧ください。

ただし、タイヤのサイズが前後で異なる車種や、方向性パターンで、回転方向が決められているタイヤは、ローテーションの組合せが限られますので注意してくださいね。

(2008年8月改訂)

(※1)F1
フォーミュラ・ワン。世界最高峰の単座席レース。参加するには、F1マシンを自作しなければならない。

(※2)FF車
前輪駆動車。国産車に多い。安定した走りだが、コーナリング時に外にふくらむ傾向がある。

(※3)FR車
後輪駆動車。大型車やスポーツカーに多い。高いコーナリング性能を発揮するが、登り坂に弱い。



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