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走れ!タイヤくん

第27回 動楽カドマエが行く!知られざるタイヤ開発の世界を大公開!

今回は、普段あまりお見せすることのない、当社のタイヤ開発部門がある技術センターを大公開!【TOYO TIRES】のタイヤ技術の中枢とも言える「タイヤ技術センター」についてご紹介します。

兵庫県伊丹市にある「タイヤ技術センター」。JR伊丹駅から徒歩5分ほどの距離。
兵庫県伊丹市にある
「タイヤ技術センター」。
JR伊丹駅から徒歩5分ほどの距離。
1階ロビー受付。同施設内には展示フロアもある。
1階ロビー受付。

「タイヤ技術センター」では、様々な路面及び走行条件を室内で再現できるタイヤ試験機を完備タイヤ開発部門コンピューター解析部門があり、最新テクノロジー「T mode」はここから誕生しています。
そして実はこの施設、ちょっと特殊な構造になっているのです。

【TOYO TIRES】の知られざる顔

「タイヤ技術センター」のコンセプトは、“研究者の創造力を触発する空間”。
施設内は『中間層免震構造』となっており、下層部にタイヤ試験機、上層部にタイヤ開発部門のオフィスとスーパーコンピューター、その間は上下を結ぶ免震装置が設けられ、空間を利用して展示スペースとしても使われています。

<タイヤ試験機> 様々な走行条件を再現!
<展示フロア> これって見たことありますか?
<タイヤ開発・解析> 先進的なオフィス空間

<タイヤ試験機> 様々な走行条件を再現!

テストタイヤの倉庫
テストタイヤの倉庫

「タイヤ技術センター」では、タイヤの性能をより高めるための実験や測定を繰り返し行っています。ここでの実験は、天候や路面状況などに影響される実車でのタイヤ試験とは違い、評価内容に合わせた走行条件が設定でき、正確に測定することができます。それでは、施設内にあるタイヤ試験機をいくつかご紹介しましょう。

「氷盤試験機」
氷上でのスタッドレスタイヤのグリップ力を測定する試験機。室内をマイナス5度に設定、テストタイヤはドラム内側の氷盤の上で回転する。
氷盤試験機
氷盤試験機
氷盤試験機

踏面挙動測定機
踏面挙動測定機
「踏面挙動測定機」
タイヤが路面と接地している部分の圧力と変位を測定し、摩耗を予測する試験機。テストタイヤは、特殊なセンサーが埋め込まれたテーブル上を回転しながら通過し、パターンのブロックごとの圧力と変位を測定する。

「フラットベルト式コーナリング試験機」
フラットベルト式コーナリング試験機
フラットベルト式コーナリング試験機
スリップ角(※2)、キャンバー角(※3)を変えたときに発生する力を測定する試験機。テストタイヤは、フラットベルトの上を時速200キロ以上で走行できる。

「無響室(タイヤノイズ測定)」
タイヤのノイズと周波数を測定する試験機。この実験は正確に測定するため、音が反射しない無響室で行う。ロボット操作により、音の発生付近からの測定も可能。
無響室
無響室
計測用のロボット
計測用のロボット

<展示フロア> これって見たことありますか?

中間層免震構造』の免震装置が設けられいている3階は、展示用のスペースになっています。ここでは、なかなか見ることができないタイヤの金型(モールド)(※4)や新幹線用の空気ばねなどを展示しています。

タイヤの金型(モールド)(※4)の一部を展示。内側のトレッドパターンには、精密な加工が施されている。
タイヤの金型(モールド)(※4)の
一部を展示。内側のトレッドパターン
には、精密な加工が施されている。
新幹線用の空気ばねのカットモデル。
新幹線用の空気ばねのカットモデル。

<タイヤ開発・解析> 先進的なオフィス空間

オフィスの様子。空間を見渡せる構造になっており、中央には打ち合わせスペースを設けている。

タイヤ開発部門とコンピューター解析部門のあるオフィスでは、固定電話を使わずに個人でPHSを保有することで、研究や開発に集中できる静かな空間を作り出しています。こうした環境の中で、【TOYO TIRES】の新技術、新製品は誕生しているのです。

左)オフィスの様子。
空間を見渡せる構造になっており、中央には打ち合わせスペースを設けている。

(2010年5月時点)

(※2)スリップ角
ハンドルを切った時に発生する進行方向との角度。

(※3)キャンバー角
コーナーでタイヤが傾いた時に発生する垂直方向との角度。

(※4)金型(モールド)
タイヤを加硫(※5)するときに使う金属製の型。タイヤの金型は、トレッドパターン、サイズごとに異なる。

(※5)加硫
生ゴムに硫黄などを混ぜて合わせて加熱し、ゴムの弾性を増加させること。



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