タイヤ性能の向上

マルチピッチグルーブ

マルチピッチグルーブの内容

耐偏摩耗性

溝形状の工夫により、接地面の滑りの量を小さくすることに成功。偏摩耗を防ぎます。

末期性能

タイヤ摩耗が進むにつれて、隠れていたギザギザ溝が現れ、末期まで溝幅を保持。ウェット性能やトラクション性能を末期まで確保します。

ディファレンシャルグルーブ(ディージー)

偏摩耗のメカニズム

耐偏摩耗性

特にショルダー部は、滑りの量が大きくなりがち。ショルダー部にかかる力を吸収して、ショルダー摩耗を防ぎます。

ディファレンシャルグルーブ(ディージー)

ショルダーに設けた2本の細い溝。
ショルダー部への横方向力の吸収効果を高めた、二段溝形状により、肩落ち摩耗とワンダリングの抑制効果を向上する。

ローテーションサイン

第一段階(3mm摩耗)で両サイドの溝が消え、第二段階(5mm摩耗)で中央の溝が消えることでローテーションサインや「路線バス」への転用(M129)のタイミングをつかむ目安として有効です。

摩耗の段階

ストーンイジェクター

非舗装路を走ると必ずと言って良いほど、溝に石をかむものです。
その石かみによる溝底のクラックの発生やベルトの損傷を防止すると共に、かんだ石を外に出しやすくする為に溝底に設けた凸部。

ストーンイジェクター有無の比較

新形状ストーンイジェクター

新形状により、ブロックの周方向の動き抑制して、耐偏摩耗性や耐石かみ性をケアーします。

マイクロビット・コンパウンド

“つぶデカ鬼クルミ”を混合し、更にアイス路面でのひっかき効果を高めた特殊素材のスタッドレスの配合。

DSOC

Dynamic(動的)、Simulation(シミュレーション)、Optimum(最適化)、Contour(形状)
動的シミュレーション最適化タイヤ形状理論。
タイヤの用途や使用条件に応じて、最適な設計を行い製品を開発する。その為に空気圧充填時、負荷時のみならず、回転走行という動的な状態でのタイヤ形状、歪み、応力、接地状態などを、スーパーコンピュータによるシミュレーションで解析し(D.Sステージ)、それを用途に応じた基本形状理論(O.Sステージ)と組み合わせて、最適なタイヤ設計を科学した理論。

DSOC-AT

Active(動き)、Touring(走り、巡航)
「DSOC理論」を、更に発展させ、走行中のタイヤに対する、走行路面変化や、車両の動きによるタイヤの挙動や接地状態の変化を動的にとらえ、これを新タイヤ形状と製造によりコントロールし、高速バスのより高質な走りを実現する、新しいタイヤ形状設計理論。

大型サイドプロテクター

サイド部を外傷から保護するゴム層。

サイドプロテクター

サイド部を外傷から保護するゴム層。