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何でもタイヤ講座

Q5

インチアップをしたいと思っています。インチアップ用のタイヤは、
普段使っているタイヤと、どう違うのですか?

A5

インチアップ用のタイヤは、普段お使いのタイヤよりも
「偏平率の低いタイヤ」になります。

偏平率って?

タイヤ断面図インチアップ(※1)とは、タイヤの外径を変えずホイールの径を大きくして、偏平化(薄く)することです。タイヤの幅が薄いタイヤのことを「偏平率の低いタイヤ」と言います。
偏平率」とは、タイヤ断面の高さ(H)と断面の幅(W)の比率のことで、偏平率が低ければ低いほど薄いタイヤになります。

偏平率=(タイヤ断面高さ÷タイヤ断面幅)X100

偏平率が低いとどうなる?

クルマの重さを支えているのは、何だと思いますか?
タイヤ?…惜しい!実は、クルマの重さを支えているのは「空気」なのです。タイヤは、その大切な空気を入れておく圧力容器とも言えます。そのタイヤの偏平率が低いということは、空気の入る容積が小さいということになります。

偏平率45のタイヤと70のタイヤとの比較
偏平率45のタイヤと70のタイヤとの比較

インチアップと空気圧

偏平率が65や70といった新車装着サイズから、インチアップ用の偏平タイヤに変える場合、荷重指数(タイヤが支えられる重さの指数)新車装着タイヤを下回る場合は、インチアップできません

しかし、すでに「新車装着サイズよりも荷重指数の小さいサイズにインチアップしてしまった!」という場合、下がった負荷能力応急的に補うために、次の計算式の分だけ空気圧を高くする必要があります。

(交換前サイズの荷重指数−交換後の荷重指数)×10kPa

例えば、新車装着タイヤサイズが「205/55R16 89V」(荷重指数「89」)のクルマで「215/45ZR17」(荷重指数「87」)にインチアップしている場合、荷重指数が「89−87=2」小さくなっている「20kPa」分、指定空気圧(※2)よりも空気圧を高くするのです。

※これはあくまでも応急的な処置なので、新車装着サイズの荷重指数と同等かそれ以上のタイヤに交換してください。

(2008年8月現在)

(※1)インチアップ
リム径(ホイール)のインチを大きくすること。詳しくは、「走れ!タイヤくん:第21回」を参照。

(※2)指定空気圧
クルマごとに決められた新車装着タイヤの場合の空気圧のこと。詳しくは「何でもタイヤ講座:Q4」を参照。



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