トーヨータイヤTOP > 楽しむ・学ぶ > 何でもタイヤ講座 > Q11.トレッドパターンについて教えて!

何でもタイヤ講座

Q11

お店でタイヤを見比べていたら、タイヤの表面の模様にも色々あることに
気づきました。この模様には、何か意味があるのですか?

A11

タイヤ表面の模様は「トレッドパターン」といい、
このトレッドパターンによってタイヤの性能が変わります。

トレッドパターンとは?

タイヤの表面にある切り込みで構成された柄や模様のことで、いわば「タイヤの顔」ともいえる部分。「対称パターン」「非対称パターン」「方向性パターン」の大きく分けて3種類のパターンがあり、その開発にはコンピューターシミュレーション(※1)が活用されています。
例えば、静粛性や低燃費性能などを重視したタイヤの場合、細かい模様が多く縦に入った溝の幅も細いのですが、排水性の良さを優先するタイヤの場合、大きな溝が特徴です。

スポーツタイヤのトレッドパターン

トレッドパターンの溝で囲まれた部分をブロックと呼びます。グリップを高めるには、ブロックの「ヨレ」を小さくします。そこで、スポーツタイヤはブロックが大きく、細かい切り込みが少ないのです。
また、濡れた路面での排水性を良くするため、太い溝を採用し、排水効率が良く、大胆でデザインも良い「方向性パターン」を採用する例が多いのも、スポーツタイヤの特徴です。

パターンのジレンマ

しかし、グリップを高めるトレッドパターンは「パターンノイズ」と呼ばれるノイズを発生しやすいパターンでもあります。
パターンノイズは、タイヤが回転する度にブロックが路面を叩く打撃音と、溝の中の空気が圧縮されて弾ける音が原因です。
打撃音を小さくするためにはブロックを小さくし、空気の弾ける音を抑えるには溝を細くするという、グリップや排水性を高めるのとは反対の手法が必要になります。

新車装着タイヤ(※2)は、静粛性と乗り心地と同時にウェット性能も譲れません。自動車メーカーは、タイヤノイズの減少と排水性という相反する性能を兼ね備えたタイヤを求めます。
大胆なデザインの新車装着タイヤ(※2)があまりないのは、このような理由があるのです。

(2008年8月現在)

(※1)コンピューターシミュレーション
T mode」と呼ばれる【TOYO TIRES】独自の技術。クルマのドライビングシミュレーションもできる。

(※2)新車装着タイヤ
新車の出荷時に装着されているそのクルマ用に開発されたタイヤのこと。詳しくは「何でもタイヤ講座:Q10」を参照。



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